オープンAIのアルトマン氏、半導体・AI向け資金調達協議=米紙

[8日 ロイター] - 米オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)は、世界の半導体製造能力引き上げや人工知能(AI)向上に向けた能力拡充など、ハイテク関連プロジェクトに必要な資金を調達するため、アラブ首長国連邦(UAE)を含めた投資家と協議している。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が8日、複数の関係筋の話として報じた。

プロジェクトには最大5兆─7兆ドルの資金が必要になる可能性があるという。

大規模言語モデルの訓練に必要なAI半導体の不足など、オープンAIの成長を制約する問題を解決することが資金調達の狙い。通常の企業の資金調達と比べると、調達予定額は桁違いに多いという。

アルトマン氏は協議の一環で、オープンAI、投資家、半導体メーカー、電力供給事業者の間でパートナシップを形成することを提案。共同で資金を拠出して半導体ファウンドリーを建設し、半導体メーカーが運営する案を協議している。

同紙によると、負債による資金調達が中心となる可能性がある。協議は初期段階という。

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