「少し疲れたとしても...」闘莉王がイラン戦における久保&三笘の起用法に異議!「良さを引き出せる時間が足りなかった」【アジア杯】

元日本代表DFの田中マルクス闘莉王氏が自身のYouTubeチャンネルで、日本代表の森保一監督の采配について語った。

【動画】闘莉王がイラン戦の森保ジャパンを採点!
カタールで開催中のアジアカップで、森保ジャパンは準々決勝でイランと対戦。28分に守田英正のゴールで先制したが、55分と90+6分に被弾し、1-2で逆転負けを喫した。

残念な結果に終わった一戦で、闘莉王氏はアタッカーの起用法への不満をあらわにする。まずは、トップ下で先発した久保建英を、67分で交代すべきではなかったと主張。同点に追いつかれて流れが相手に傾くなか、久保が必要だったという。

「展開が悪くなった。どんどん押し込まれる流れになってしまった。イランを自陣に引き寄せ、呼び込ませてしまった。そうなったら、誰かがキープしなきゃいけない。キープしてくれるのが、試合を通して久保だった。その選手を代えちゃいけない。少し疲れたとしても、ボールが収まるのが久保。ボールが落ち着くのが久保のところ。だから、交代は失敗だった」

また、67分から途中出場した三笘薫の起用法にも異を唱える。

「コンディションが良かったのであれば、最初から使うべきだった。森保監督の先発の決め方が失敗だったと思う。三笘の良さを引き出せる時間が足りなかった。もう少し、長い時間を与える。後半が始まって、ちょっと悪い流れになるかならないか、くらいのところで代えるべきだった。カードを切るのが遅い。勇気が足りなかった」

無念の準々決勝敗退。闘莉王氏は指揮官のベンチワークが残念でならなかったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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