アーセナルファンへの世論調査で、84%のファンが「夏に改善すべき」と答えたポジションとは?

写真:派手に動いた夏から一転、冬の補強には動かなかったが……

イギリスのウェブメディア『フットボール・ロンドン』が、アーセナルの現状についての満足度や補強の必要性に関する世論調査を、アーセナルファンを対象に実施。その結果をサイト上で紹介している。

アーセナルは昨夏、イングランド代表MFデクラン・ライスやドイツ代表FWカイ・ハヴァーツ、オランダ代表DFユリエン・ティンバー、スペイン代表GKダビド・ラヤといった選手をチームに迎え入れ、総額2億ポンド(約376億7350万円)以上を費やした。これらの補強が一定の効果を発揮し、プレミアリーグでは現在、首位リヴァプールと勝ち点2ポイント差の3位と十分に優勝を狙える位置にいる。

しかし『フットボール・ロンドン』の調査によると、アーセナルの現状の戦力はプレミアリーグを制覇するのに十分だと考えているファンは全体の38%に過ぎず、優勝すると考えている人は27%しかいないという。そして順位予想については、「3位か4位に終わる」という回答が最も多く、43%を占めているそうだ。

また、多くのファンが夏の移籍マーケットでの補強を望んでいる模様。「1人または2人の補強が必要」と考えているファンは47%に上り、3人から4人の補強が必要」という意見も46%となっており、両者を合わせると93%に達する。

そして、ファンが最も不安に感じているのは、前線のポジションのようだ。アンケート回答者の実に75%が「現状ではFWのポジションに不安がある」と答え、さらに高い84%が「FWの陣容は夏に改善すべきだ」と答えているという。

実際、新戦力のハヴァーツは加入当初は適応に苦しんで得点から見放され、ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスはフィットネスに問題を抱えて欠場する期間もあった。ベルギー代表FWレアンドロ・トロサールとイングランド代表FWエディ・エンケティアはレギュラーポジション奪取には至らず、控えに甘んじている。

これらが影響し、リーグ戦でここまで22失点はリヴァプールと並んで最少であるのに対し、47得点はマンチェスター・シティ(54)、リヴァプール(52)、アストンヴィラ(49)、トッテナム(49)、ニューカッスル(48)に次いで6番目と、やや物足りない数字となっている。

クラブも夏の移籍市場ではアタッカーの獲得を目指しているようで、ブレントフォードのイングランド代表FWアイヴァン・トニーやナポリのナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘン、ニューカッスルのスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクらの名前が取り沙汰されている。

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