バウアーがMLB球団へ最低年俸の逆オファー MLB復帰を切望するも去就未定

◆ 未だ去就の決まらないバウアーについて米記者が報道

現地時間8日、昨季DeNAでプレーし、3年ぶりのMLB復帰を目指すトレバー・バウアー投手(33)の近況について『ニューヨーク・ポスト』のジョン・ヘイマン記者が報じた。「2022年に野球界最高年俸の4500万ドルを手にしたトレバー・バウアーは、現在MLB最低年俸での職を求めている。」と書き出し、MLB7、8球団がバウアーと接触するも未だ契約に至っていない現状を明らかにした。バウアーの代理人で弁護士のジョン・フェタロフ氏は「お金の問題ではない。彼は本当にただチャンスを得ることを望んでいる。」と話している。

バウアーは2021年途中に女性への暴行疑惑によってMLBにおけるDV規定では最長の194試合の出場停止処分を受け、ドジャースを退団。昨季DeNAへ加入し10勝4敗、防御率2.76と活躍。今オフはMLBへの復帰を目指しており、現地時間7日には自身のX(旧Twitter)で「莫大な金額での複数年契約を望まない、またはサイ・ヤング賞投手に多くの有望株を差し出したくないチームは私とリーグ最低年俸で契約したらいいだろう。破産せずに勝ちたいチームにとって、私は1つの選択肢だ。」と投稿し、MLBへ“逆オファー”。

フェタロフ氏は、この逆オファーについて「彼自身はどの契約チームにもプロモーション上の損失が生まれることを理解しており、何か問題があれば放出すればいいと考えている。」と説明。また、「彼は犯罪で起訴されたわけではない。確かに出場停止処分を受けたが、彼はその処分を全うした。」と付け加え擁護した。

最後にヘイマン氏は、複数の球団関係者が「バウアーはもう1年NPBでプレーする必要があるだろう」と推測していることを伝えながら、「投手の人材不足を考えれば、まだどの球団も彼のオファーに乗っていないことは驚きだ。」と記事を締め括っている。

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