伊藤美誠の「リザーブには向かない」発言の“真意”とは? 水谷隼は「練習パートナーとしては不向きな戦型」と解説【卓球】

2月8日、東京五輪卓球混合ダブルス金メダリストの水谷隼氏がXを更新。パリ五輪代表を逃した女子の伊藤美誠(スターツ)が補欠に消極的な発言をしたことを受け、水谷氏がその意図を解説した。

今月16日に開幕する世界卓球団体戦の公開練習後の取材で、伊藤は「東京五輪では早田選手が支えてくれて、私も頑張れた」と感謝したうえで、「でも、私はリザーブには向かない。なので、行かないと思います」と辞退する発言をした。
東京五輪では金メダルのパートナーとなった水谷氏は、「オリンピックは人数制限がとても厳しく、リザーブの選手と男女兼用の練習パートナー1人ぐらいしか会場に入ることができません」と実態を伝えたうえで、彼女の意向を汲み取り、こう説明している。

「バック面に異質のラバーを使う伊藤選手は練習パートナーとしては不向きな戦型です。また怪我が少ない卓球競技において、リザーブの選手が試合に出場するということは限りなく0に近いです。以上のことから伊藤選手はリザーブに選ばれても辞退する可能性を示したものと思われます」

果たして、代表チームの首脳陣はいかなる選択をするのか、注目されるところだ。

構成●THE DIGEST編集部

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