Epiphan、自動ビデオキャプチャー専用デバイス「Pearl Nexus」発表。既存のオーディオ/ビデオ向け設備と連携

Epiphan Video社は、プロAVおよび高等教育機関向けに設計された、同社初のラックマウント型キャプチャー専用デバイス「Pearl Nexus」を発表した。

Pearl Nexusは、既存のオーディオ/ビデオ向け設備とシームレスに連携し、あらゆる規模の制作環境へ優れた自動ビデオキャプチャー体験を提供するとしている。

業界で実績のあるPearlシリーズを基に開発されたPearl Nexusは、クリエイティブ向けの制御性と、クラウド管理ツールを併せ持ち、最大3チャンネルの1080pビデオの録画および配信を行える。

Pearl Nexusは、SDI、HDMI、USB、SRT、NDIなど広範囲なビデオ入力プロトコルをサポートし、XLR、USB、3.5mm ジャックなどプロ仕様のオーディオ入力を搭載した、柔軟性のあるアプライアンス製品だ。1TBのSSDドライブを内蔵、コンテンツ・マネジメント・システム(CMS)との統合が可能で、自動ファイル管理にも対応しているため、すべてのコンテンツを安全に録画し、所定の配信先へと確実にストリーミングするという。

ネバダ大学ラスベガス校(以下:UNLV)で、講義室向けの技術サービスマネージャーを務めるFrank Alaimo氏は、次のようにコメントしている。

Alaimo氏:機材を更新するにあたりEpiphan社には、できるだけコンパクトなデバイスを演台に収めたいと伝えました。同社は単に私たちの要望に耳を傾けるだけでなく、大学とチーム一丸となって、完璧なソリューションを開発してくれました。UNLVにとって、Pearl Nexusは大きな変革をもたらしました。

Epiphan Video社プロダクトマーケティング部門ディレクター、Julian Fernandez氏は次のようにコメントしている。

Fernandez氏:Pearlシリーズにより、当社はプロAV業界でかつてない急成長を遂げました。システムインテグレーターや業界の専門家と密に連携し、このクラスでは最高のビデオキャプチャー専用デバイスを開発しました。Pearl Nexus は、あらゆる設置環境に収まる1RUの筐体で、自動ビデオキャプチャーと、統合しやすいシステム、限られたリソースでも規模に応じたビデオ管理機能を実現します。

Epiphan Pearlシリーズは、Crestron、Q-SYS、Extronなどのオーディオ/ビデオ制御システムや、Panopto Certified、Kaltura、Yujaといった学習や教育と親和性の高いCMSプラットフォームとも密に統合できる仕様のため、大学のキャンパスから法廷まで様々な環境で、信頼度の高いキャプチャー機能を発揮するとしている。

Epiphanの万能なクラウド管理ツールは、遠隔地からのアクセス/管理/メンテナンスが可能。シンプルなインターフェイスを使用して、ひとりで何百ものエンドポイントを管理できるという。

高等教育における視聴覚利用を推進する支援団体「HETMA:高等教育技術管理者連盟」の共同設立者、BC Hatchett氏は、次のようにコメントしている。

Hatchett氏:ビデオテクノロジー業界のトップとして知られるEpiphan社は、高等教育の運営に欠かせないソリューションを提供しています。また、同社にはHETMAが承認した優れた製品ラインナップが充実しています。技術管理者たちの力強いパートナーであると共に、彼らが教員のニーズに柔軟に対応できるよう支援し続けてくれています。

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