悪天候と闘い一昼夜 中国・上海市から湖北省十堰市の故郷を目指す建築作業員

悪天候と闘い一昼夜 中国・上海市から湖北省十堰市の故郷を目指す建築作業員

4日、上海市南京東路の食料品店で正月用品を購入する易生軍さん。(武漢=新華社記者/王翔)

 【新華社武漢2月9日】中国建設大手、中国建築第三工程局三公司で建築作業員として働く易生軍(えき・せいぐん)さんは以前、湖北省武漢市で新型コロナ感染症患者を専門的に受け入れるために設立された「雷神山医院」の第1期建設に携わった。ここ数年は江蘇省や浙江省、上海市などで懸命に働いている。家族は湖北省十堰市区青曲鎮に住んでいるため、毎年の春節は一家団らんで過ごせる数少ない貴重な機会となる。

 易さんは4日、帰省のため上海を出発した。しかし中国東部から中部の多くの省ではこのところ、強烈な寒波の影響を受け、低温や降雨・降雪、凍結などにより数多くの列車に遅延や運休が発生しており、易さんもこれに巻き込まれてしまった。安徽省銅陵市と湖北省武漢市で2度列車を乗り換え、一昼夜を費やして故郷の十堰市にたどり着いた易さんは、ようやく家族との再会を果たすことができた。

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4日、上海駅で列車番号の情報を確認する易生軍さん。(武漢=新華社記者/伍志尊)

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4日、上海地下鉄の中で当日の高速鉄道の情報を調べ、運行していることを確認する易生軍さん。(武漢=新華社記者/王翔)

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5日、武漢市の漢口駅広場を歩く易生軍さん。(武漢=新華社記者/伍志尊)

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5日、漢口駅近くのレストランで食事をしながら家族に電話をする易生軍さん。列車の遅れを心配している様子。(武漢=新華社記者/伍志尊)

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5日、G6817号列車に乗る易生軍さん。悪天候で列車が徐行運転となったため、最終的には約1時間半遅れて十堰市に到着。(武漢=新華社記者/伍志尊)

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5日、G6817号列車に乗り荷物を置く易生軍さん。(武漢=新華社記者/伍志尊)

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5日、G6817号列車の中で写真を撮る易生軍さん。(武漢=新華社記者/伍志尊)

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5日、G6817号列車の中で立ったまま座席に寄りかかり居眠りをする易生軍さん。前夜は2時間弱しか眠れなかった。(武漢=新華社記者/伍志尊)

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5日、十堰東駅に到着し家族と再会した易生軍さん。(武漢=新華社記者/伍志尊)

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5日、正月用品の入った袋を下げて家に入る易生軍さん。(武漢=新華社記者/伍志尊)

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5日、父親の易生軍さんが昼食を食べていないことを知り、お菓子をあげる娘。(武漢=新華社記者/伍志尊)

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