インドネシア大統領選、プラボウォ氏が過半数視野=世論調査

[ジャカルタ 9日 ロイター] - インドネシアで14日に実施される大統領選に向けた世論調査によると、プラボウォ国防相が当選に必要な過半数の得票を獲得する見通しとなった。

調査機関インディケーター・ポリティックが1月28日─2月4日に1200人を対象に実施した調査では、回答者の51.8%がプラボウォ氏を支持。ジャカルタ特別州のアニス前知事が24.1%、ガンジャル前中部ジャワ州知事は19.6%となった。

主要な世論調査ではこれまでもプラボウォ氏が他候補に大きくリードしていることが示されていたが、支持率が50%を上回ったのは今回の調査が初めて。

どの候補も得票が過半数に満たない場合は6月に決選投票が行われる。

インディケーター研究員のブルハヌディン・ムフタディ氏は保守的に予想すれば決選投票に進む可能性はあるが、プラボウォ氏の51.8%の支持率と勢いを踏まえると1回目投票で決まる可能性が強まったと指摘した。

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