3年間、広島市佐伯区の住宅で、知人男性を殺害したなどとして逮捕された無職の男が9日、起訴されました。広島地検は刑事責任能力を問えると判断しました。
「殺人」「死体遺棄」「死体損壊」の罪で起訴されたのは、渡部大地被告（31）です。起訴状などによると渡部被告は、2021年10月、広島市佐伯区の親族の住宅で知人で警備員の植木秀俊さん（当時70）の顔面をコンクリートブロックのようなもので殴打し殺害した疑いです。また、植木さんの遺体を切断し、一部を庭に埋めて隠したほか、一部を周辺の海岸に投棄。さらに2023年4月、庭に埋めた遺体の一部を掘り起こし、佐伯区内またはその周辺の海に捨てた疑いが持たれています。広島地検は、渡部被告の刑事責任能力を判断するため、2023年11月から3か月間、鑑定留置していましたが、責任能力を問えると判断して9日、広島地裁に殺人などの罪で起訴しました。
【2024年2月9日】
