落語家の春風亭小柳枝さんが死去、老衰のため88歳「穏やかな顔で眠るように亡くなられた」

落語家の春風亭小柳枝さん(しゅんぷうてい・こりゅうし、本名・臼井正春=うすい・まさはる)が老衰のため、1月31日に埼玉県内の病院で死去したことが分かった。88歳。9日、所属する落語芸術協会が発表した。葬儀は同日に近親者にて執り行われた。

同協会の公式サイトでは「柔和な笑顔と厳しく律するその姿勢は万人に愛される師匠でした」、「当協会の指導役として長きにわたり協会発展に努めました」、「1月31日は朝食を食べた後、穏やかな顔で眠るように亡くなられたとのことです」などと記された。

小柳枝さんは1936年1月18日生まれ、東京都出身。サラリーマン生活を経て65年に四代目春風亭柳好に入門、76年に春風亭柳昇門下へ移籍。78年に真打昇進、九代目春風亭小柳枝を襲名した。2013年には文化庁芸術祭大衆芸能部門大賞を受賞。落語芸術協会の理事、相談役を務めた。

(よろず~ニュース編集部)

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