「おばあちゃんに避難の大切さ教えたい」模型を使って土砂災害説明 小学生が防災学ぶ 福島

去年、台風13号に伴う豪雨災害を受けた福島県いわき市では、小学生が土砂災害から自分たちの命を守る出前講座が開かれました。

水津邦治アナウンサー「きょうの授業では、模型を使ってがけ崩れが実際どのように発生するのかを子どもたちに学んでもらいます」

去年9月に発生した台風13号による豪雨災害で、いわき市では1人が死亡、およそ1700棟に浸水の被害が出ました。土砂災害から命を守るため、県が企画したこの「出前講座」には、市内の小学生およそ50人が参加しました。

県砂防ボランティア協会・鍋野浩和さん「福島県でもいっぱいこういう危険な箇所がある何千か所もあります」
児童「避難した時に必要なものを用意しておく」

授業では、がけ崩れの前には「がけから水がわき出る」といった前兆現象があることなどを紹介。実際に模型を使って、家屋が押しつぶされていく様子を学びました。

4年生の児童「前兆を知っておかないと(土砂が)すぐ落ちてきたりするので危険なことが特徴だと思った」 4年生の児童「おばあちゃんが山の所に住んでいるので、避難する大切さとかを教えてあげたいです」

県では、出前講座を通して子どもたちに防災意識を高めることや、命を守ることの大切さを学んでほしいとしています。

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