百度、AIのスマホ搭載でレノボとも合意 サムスンなどに続く

Josh Ye

[香港 9日 ロイター] - 中国のインターネット検索大手、百度(バイドゥ)は同社の生成人工知能(AI)技術をレノボのスマートフォンに搭載することで合意したと明らかにした。

百度の大規模言語モデル「文心大模型(アーニー)」をレノボが使用する。先月発表された韓国のサムスン電子や中国のオナーとの提携と同様のものという。百度の広報担当者が今週、ロイターに明らかにした。

レノボは自社ブランドの携帯電話を販売しているほか、携帯電話ブランドのモトローラを傘下に置く。アーニーはすでにレノボのパソコンやタブレットのブラウザやアプリに組み込まれている。

スマホメーカーと提携しAIを組み込むことで、百度は大量のデータにアクセスすることが可能になる。

調査会社カウンターポイントのアナリスト、アイバン・ラム氏は「スマホに大規模言語モデルを搭載するのはまだ限定的かもしれないが、AIを搭載した機能を推進する絶好の機会だ。長期的には必須になる可能性がある」と語った。

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