負傷者多発のリヴァプールが中盤を整える“9つの選択肢”とは? キーマンはアジアカップ帰りの遠藤航か

写真:リヴァプール中盤の“カギ”を握る遠藤 ©Getty Images

ハンガリー代表MFドミニク・ソボスライとスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラが負傷したことにより、リヴァプールは中盤の構成に悩まされることになるかもしれない。

リヴァプールの地元紙『リヴァプール・エコー』は「両名の負傷により、ユルゲン・クロップ監督は中盤の選手を選ぶ際に選択のジレンマに直面する」とし、日本代表キャプションの帰還が大きな影響を与えることを示唆した。

「クロップ監督は負傷離脱者の対処に追われ、中盤の選択肢は非常に限られてくるだろう。ただ、AFCアジアカップ カタール 2023を終えたワタル・エンドウがトップチームに復帰することで、指揮官は元気づけられることだろう」

『リヴァプール・エコー』は「(現地時間2月10日に行われるプレミアリーグ第24節)バーンリー戦でエンドウが先発起用されるかどうかはまだ分からない」としながらも、アジアカップ参戦前までアンカーポジションで存在感を示していた背番号『3』に大きな期待を寄せた。

また、同紙はクロップ監督が3名の選手を選ぶと仮定した場合、中盤を整えるための“9つの選択肢”を提示している。

■『リヴァプール・エコー』が提示する中盤の“9つの選択肢”

1. アレクシス・マクアリスター/カーティス・ジョーンズ/ライアン・フラーフェンベルフ
マクアリスターが“6番”の役割を果たし、C・ジョーンズとフラーフェンベルフが“8番”の役割を担う。

2. アレクシス・マクアリスター/ハーヴィー・エリオット/カーティス・ジョーンズ
マクアリスターが“6番”で、エリオットが中盤でC・ジョーンズと並ぶやや珍しいパターン。

3. アレクシス・マクアリスター/ハーヴィー・エリオット/ライアン・フラーフェンベルフ
マクアリスターが“6番”で、エリオットとフラーフェンベルフが“8番”の役割を担う。

4. 遠藤航/ライアン・フラーフェンベルフ/カーティス・ジョーンズ
遠藤が“6番”として先発に復帰し、中盤でフラーフェンベルフおよびC・ジョーンズと組むパターン。

5. 遠藤航/カーティス・ジョーンズ/ハーヴィー・エリオット
遠藤とC・ジョーンズがダブルボランチ気味に並び、エリオットをサポートするというより高度な役割を担う可能性もある。

6. 遠藤航/アレクシス・マクアリスター/カーティス・ジョーンズ
遠藤とマクアリスターはどちらも“6番”の役割を果たせる能力があるため、ダブルボランチ気味でC・ジョーンズのサポートをする形もあり得る。

7. 遠藤航/アレクシス・マクアリスター/ライアン・フラーフェンベルフ
遠藤とマクアリスターが“6番”となり、フラーフェンベルフがプレスをリードしつつ前線をサポート。フラーフェンベルフの自由度が高まる。

8. 遠藤航/ライアン・フラーフェンベルフ/ハーヴィー・エリオット
遠藤が“6番”となり、フラーフェンベルフとエリオットが“8番”としてプレスをリードし、前線に創造性を提供する形。

9. 遠藤航/アレクシス・マクアリスター/ハーヴィー・エリオット
遠藤が“6番”で、マクアリスターとエリオットが並んで“8番”として振る舞う。

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