トヨタ、東海3工場で生産再開 エンジン不正で停止、海外向け

トヨタ自動車本社に掲げられている旗=2022年

 トヨタ自動車は9日、豊田自動織機のエンジン不正を受けて完成車の生産を停止している東海地方の4工場6ラインのうち、3工場4ラインを13日から再開すると明らかにした。一部の海外当局から出荷再開の許可を得られたためとしており、輸出向けの「ランドクルーザー」などが中心となる。

 残る2工場2ラインについては、不正の該当エンジンを搭載した車の生産割合が高いため16日まで停止期間を延ばす。いずれも豊田自動織機が自動車用ディーゼルエンジンに関する不正を公表した1月29日午後から生産を停止していた。

 再開するのはトヨタ車体の富士松工場と吉原工場、岐阜車体工業の本社工場の計4ライン。

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