直江津港 被災岸壁で工事 3月末までの復旧目指す 能登半島地震

国土交通省は3月末までに直江津港中央埠頭の応急復旧を終え、船荷の揚げ降ろしができるようにする計画だ(5日、県提供)

国土交通省は5日から、能登半島地震で被災した直江津港中央埠頭(ふとう)の鉱産品岸壁で応急復旧工事を進めている。3月末までに船荷の揚げ降ろしができる状態まで復旧させる予定だ。

政府は1月26日、予備費を用いて能登半島地震で被災した直江津、伏木富山、七尾(石川県)、金沢(同)の岸壁の応急復旧を行うことを決定。直江津港では7500万円を投じ、液状化や亀裂の入った舗装を修繕することにしている。

同省北陸地方整備局新潟港湾・空港整備事務所(新潟市中央区)によると、現場は液状化が原因とみられるコンクリート舗装のひび割れ、段差などが発生。県の調査で一部に空洞があることも分かっている。

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