仙台市が同性カップルの婚姻届を不受理 カップルは家庭裁判所に申し立てへ

仙台市の同性カップルが提出した婚姻届について、市が不受理としたことが分かりました。カップルは、受理を求め家庭裁判所に申し立てる方針です。

6日、太白区に住む小浜耕治さん(61)は、パートナーの男性(79)との婚姻届を太白区役所に提出しました。

2人の弁護士によりますと、仙台市は「男性同士の婚姻は不適法」として婚姻届けを不受理としたということです。

これを受けて2人は「誤った法解釈を元に婚姻を認めないことは、憲法に違反する」として市に受理命令を出すよう14日にも仙台家裁に申し立てる方針です。

小浜さんは「不受理決定に憤りを感じている。同性婚の現状を皆さんに知ってもらい社会を変えていければ」とコメントしています。

全国では、同性婚を認めないのは憲法違反だとして国に損害賠償を求める裁判が5カ所で起こされていて、地裁段階では違憲が2件、違憲状態が2件、合憲が1件と判断が分かれています。

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