イトーヨーカドー/ヨークベニマル、ロピア、ダイイチに北海道・東北・信越の店舗を譲渡

イトーヨーカ堂は2月9日、北海道・東北・信越エリアの一部店舗について、ヨークベニマル、ダイイチ、食品スーパーロピアを運営するOICグループと事業承継に関する契約を締結したと発表した。

セブン&アイ・ホールディングスは2023年10月12日、イトーヨーカドーの抜本的変革ロードマップを発表。2025年度までに33店を閉店、2022年度126店だった店舗数を93店舗に削減することを明らかにしていた。

また、店舗網の「首都圏へのフォーカス加速」を掲げている。その中で、北海道・東北・信越エリアにおける地域経済への影響を鑑み、生活者の継続した買い物場所の確保や雇用の維持を目的として、店舗の譲渡先について、グループ内外との協議を進めていたという。

OICグループに7店舗、ヨークベニマルに1店舗、ダイイチに1店舗譲渡する計画だ。

■OICグループへの事業承継に関する対象店舗
<北海道>
イトーヨーカドー 屯田店:2024年8月頃
イトーヨーカドー 琴似店:2025年1月頃
<青森県>
イトーヨーカドー 青森店:2024年8月頃
イトーヨーカドー 弘前店:2024年10月頃
<岩手県>
イトーヨーカドー 花巻店:2025年2月頃
<新潟県>
イトーヨーカドー 丸大新潟店:2025年3月頃(丸大の株式譲渡)
<長野県>
イトーヨーカドー アリオ上田店:2025年2月頃(同社が運営する食品売り場への出店、アリオショッピングセンターは営業を継続)

■ヨークベニマルへの事業承継に関する対象店舗
<宮城県>
イトーヨーカドー 石巻あけぼの店:2025年3月頃(サンエーの株式譲渡)

■ダイイチへの事業承継に関する対象店舗
<北海道>
イトーヨーカドー アリオ札幌店:2025年3月頃(同社が運営する食品売り場への出店、アリオショッピングセンターは営業を継続)

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