生後間もないまっ白な姉妹犬 元気余って預かりボランティアさん宅のソファを破壊 「成長する2匹とのかけがえのない時間です」

生まれて間もなくしてリアンに保護された姉妹ワンコ、ひじきとこんぶ

埼玉県・茨城県の動物愛護センターに収容されたワンコを主に引き取り、幸せへと繋ぐ活動を行う犬保護団体・restartdog LIEN(以下、リアン)。2023年10月、生まれたばかりの真っ白の赤ちゃんワンコ姉妹が迎え入れられました。

後につけられた名前は、ひじきとこんぶ。まだ小さく、2匹はそっくりなため、鼻の模様でしか区別ができませんが、リアン提携の預かりボランティアさんのもとで世話をしてもらい、すくすくと成長しました。

預かりボラさんは、母犬代わり

保護当時、ひじきもこんぶもまだ目が開いていなかったため、生後2週間以内の様子でした。生まれて間もない月齢で母犬と離ればなれになったことになりますが、預かりボランティアさんの愛情を受け、目が開き耳も聴こえるようになりました。保護から1カ月も経つと当初700gほどだった体重が3kgに増え、2匹同士じゃれ合って駆け回るようになりました。

元気いっぱいのその様子を見て目を細める預かりボランティアさん。その家にいる先住犬たちも、こんなに小さな赤ちゃんワンコ2匹に、犬社会のマナーを優しく教えてくれました。

預かりボランティアさんの献身的なお世話で、すぐに大きくなりました

ソファを破壊するほどのヤンチャぶり

マイペースでおっとりした性格のこんぶ、好奇心旺盛で甘えん坊な性格なひじき。外で散歩ができるようになると、その元気さを体全体で発揮するようになり、今後散歩が大好きな元気いっぱいのワンコに成長しそうです。元気さが勝って、預かりボランティアさんが奮発して購入したソファは、彼らの餌食になり結果的に粗大ゴミに。遊んでアピールの甘噛みなどもあり、預かりボランティアさんは優しく2匹を諭しているそうです。

すっかり大きくなり散歩にも行けるように

2匹の世話はかけがえない時間と言います。

「たまには悪さをすることもあるし、癒やされる時間より掃除や片づけ、お世話が大変なことが多いのも正直なところです。しかし、この2匹の成長に立ち会えることが嬉しく、今後ずっとお世話をしてくれる家族が現れることを願っています」

楽しいことも思い通りに行かないことも、すべて含めて向き合うことこそが「ワンコを飼う資格」。しかし、そうやって共に過ごした時間が、忘れられない大切な思い出へと変わっていくものです。かけがえのない時間を一緒に過ごしてくれる運命の里親さんとの出会いを待ちながら、今日も2匹は元気にスクスク成長しています。

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(まいどなニュース特約・松田 義人)

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