「海外から肉製品は持ち込めません」岡山空港で旅行客に啓発 アフリカ豚熱が韓国などで急速に拡大 

韓国や中国で豚やイノシシの伝染病「アフリカ豚熱」の感染が急速に広がっていることを受け、海外から肉製品を持ち込まないよう、岡山空港で旅行客を対象に啓発活動が行われました。

「海外から肉製品は持ち込めませんので、ご協力をお願いします」

いま東アジアでは「アフリカ豚熱」の感染が広がっていて、特に韓国の釜山では今月に入って急速に感染が拡大しているということです。またウイルスはハムやソーセージなどの加工品でも感染性を保持するといいます。

けさ農林水産省と岡山県の職員は、ソウル線の利用客に、改めて旅行先から肉製品などを持ち込まないよう呼びかけていきました。

(動物検疫所岡山空港出張所 中島一雄所長)「肉製品を選ばないでいただくこと、次に肉製品を日本に持ち込まないでいただくこと、そういうことをこのキャンペーンを通じて皆様にご周知できれば」

アフリカ豚熱は人への感染はありませんが、豚の致死率が非常に高い上に、ワクチンや治療法も確立されていないことから、養豚産業を守るためにも理解と協力を求めています。

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