当時9才の女の子に対する強制わいせつ傷害の罪 元保育士の男に懲役3年6か月の判決【岡山】

去年3月、岡山市内で当時9才の女の子にわいせつな行為をしてけがをさせた罪に問われている元保育士の男の裁判員裁判です。岡山地裁は懲役3年6か月の判決を言い渡しました。

判決を受けたのは岡山県里庄町の元保育士・小野皆星被告(25)です。

判決などによりますと小野被告は、保育士だった去年3月、岡山市内の駐車場に停めていた車の中で、送迎をしていた当時9歳の女の子にわいせつな行為をして2週間のけがを負わせた強制わいせつ傷害の罪に問われています。

きょう(9日)の裁判員裁判で本村曉宏裁判長は、「慕っていた先生から被害にあった恐怖や苦痛・信頼を裏切られた絶望は計り知れない」「仕事上のストレスの解消として犯行に及んだという動機に情状酌量の余地はない」としながらも、「更生し二度と犯罪をしないと誓っている」などとして、懲役5年の求刑に対し懲役3年6か月の判決を言い渡しました。

弁護側は、控訴するかは今後、被告と話し合って決めたいとしています。

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