障害者施設の入浴で全身やけど 大阪、利用者の30代男性

 大阪府茨木市の社会福祉法人「とんぼ福祉会」が運営する市内の障害者支援施設「ともしび園」で、利用者の30代男性が入浴時に全身に重度のやけどを負っていたと9日、茨木市が発表した。男性は入院中という。

 市や園によると、5日午後2時ごろ、重度障害がある男性利用者が入浴し、全身に重度のやけどを負った。入浴を支援した50代の男性職員2人が異変に気づき、駆け付けた副園長が119番した。

 利用者の入浴時に職員が湯の温度を肌に触れて確認するが、ビニール製手袋を2重にはめた状態で確認していた。市は事故の原因を調査している。茨木署が詳しい経緯を調べている。

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