チェルシー退団の可能性が浮上も エンソ・フェルナンデスの代理人は否定「エンソの望みは……」

写真:今冬に去就が注目されていたチェルシーのE・フェルナンデス

チェルシーに所属するアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスの去就について、同選手の代理人を務めるウリエル・ペレス氏がコメントした。

現在23歳のE・フェルナンデスは、母国アルゼンチンの名門クラブであるリーベル・プレートのユース出身。2020年3月にトップチームデビューを果たすと、2022年7月にはポルトガルの名門クラブであるベンフィカへの完全移籍した。

ベンフィカで絶対的な地位を築くと、昨年1月には当時プレミアリーグ史上最高額となる1億2100万ユーロ(現在のレートで約195億円)でチェルシーに完全移籍した。

しかし、選手の入れ替えが激しく安定性を欠いたチェルシーの中で、E・フェルナンデスは本来の実力を発揮できていない。昨季は公式戦22試合に出場して2アシストのみ。今季は改善が見られているものの、それでも公式戦29試合の出場で6ゴール1アシストにとどまっている。今冬には選手側が他クラブへの移籍を検討しているという報道も各メディアで流れ、アルゼンチン代表MFの去就に注目が集まっていた。

スペイン紙『アス』によると、E・フェルナンデスの代理人を務めるU・ペレス氏は「選手に退団するつもりはない」と、退団の可能性を明確に否定した。

「チェルシーの首脳陣が描くプロジェクトは非常に明確だった。新しい選手や若い選手が多くやってくるのだから、最初のうちは常に困難が伴う計画だったんだ。だが、チームのピースが噛み合いさえすれば、チェルシーは前進していくはず。エンソの望みはこのチームでトロフィーを勝ち取ることで、我々はどのクラブ関係者とも会っていないし、話をしようともしていない」

現在、チェルシーはプレミアリーグで23試合を消化し、9勝4分10敗の11位と低迷している。代理人が移籍の噂の鎮静化をはかった形となったが、E・フェルナンデスは今後も“ブルーズ”(チェルシーの愛称)に忠誠を誓うことになるのだろうか。

© 株式会社SPOTV JAPAN