居住世帯の集落孤立は解消 石川、住宅被害6万棟超

能登半島地震で甚大な被害が出た石川県珠洲市の宝立町地区=9日午前

 石川県は9日、輪島市で、能登半島地震後も居住を続ける世帯がいる孤立集落へつながる道路の仮復旧を終えたと明らかにした。居住世帯のいる集落の孤立状態はなくなったとしている。

 また、地震による住宅被害が6万236棟になったと発表した。全壊、半壊、一部破損を合わせて珠洲市で8864棟、輪島市で6343棟。9日午後2時現在の避難者は1万3463人。

 県によると、災害関連死15人を含む死者数は241人、負傷者は1182人で変動はなかった。安否不明者は輪島市9人、珠洲市2人の計11人。

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