【ブンデス第21節プレビュー】マイスターシャーレを懸けた首位攻防のレバークーゼンvsバイエルン

[写真:Getty Images]

前節は首位レバークーゼン、2位バイエルンが順当に勝利し、2ポイント差に変動はなかった。迎える第21節、マイスターシャーレを懸けた首位攻防のレバークーゼン(勝ち点52)vsバイエルン(勝ち点50)が開催される。

レバークーゼンは前節、最下位ダルムシュタットに2-0で勝利。新戦力のFWイグレシアスが初先発した中、MFフリンポンの控え右サイドMFテラがドッペルパックの大活躍を見せた。そして火曜に行われたDFBポカールではシュツットガルトに3-2と打ち勝って逆転勝利。主力を投入して強度の高い試合となったことからバイエルン戦への影響がやや心配されるが乗り越えられるか。悲願の初優勝へ最大の関門に挑む。

一方、バイエルンは前節ボルシアMGに3-1で逆転勝利。こちらもMFキミッヒの代役MFパブロビッチに2戦連発弾が生まれ、バックアッパーが好仕事を果たした。レバークーゼン戦に向けてはキミッヒと共に体調不良で欠場が続いたDFウパメカノが先発復帰予想。DFキム・ミンジェもアジアカップ敗退で戻っており、トゥヘル監督の選択肢は増えている。また、ヒザに軽傷を抱えて練習を回避していた守護神のノイアーも先発見込みとベストな状態に近い。DFBポカールを敗退しているため、1週間の調整を経て万全の状態で大一番に臨む。

FWウンダブの1ゴール2アシストの活躍でフライブルクを退けた3位シュツットガルト(勝ち点40)は17位マインツ(勝ち点11)と対戦。ウンダブの活躍でリーグ戦2連勝とした中、火曜に行われたDFBポカールのレバークーゼン戦ではアジアカップ帰りのDF伊藤が3バックの左で先発。日本代表で本来のパフォーマンスを発揮できず、レバークーゼン戦でも2失点に関与してしまったが、何とか切り替えてマインツ戦勝利に導き、リーグ戦での連勝を3に伸ばせるか。

昇格組ハイデンハイムを攻略できず今季の1stマッチ同様にドローに終わった4位ドルトムント(勝ち点37)は金曜に7位フライブルク(勝ち点28)と対戦。ゴールレスドローは実に137試合ぶりとなった中、フライブルク戦に向けては体調不良により欠場が続いていたMFブラント、MFロイス、守護神のコベルが復帰予定。ハインデンハイム戦を負傷欠場したMFサンチョはベンチスタート予想だが、主力復帰で勝利を取り戻したい。アジアカップでは攻撃面で日本代表を牽引したMF堂安はベンチスタート予想となっている。

対照的にアジアカップではスペースを消されて持ち味を発揮できなかったFW浅野の14位ボーフム(勝ち点21)は、DF長谷部の6位フランクフルト(勝ち点31)と対戦。ここ2試合勝利がない中、浅野は先発予想。ボーフムで鬱憤を晴らせるか。

そして準々決勝イラン戦で決勝点となる痛恨のPKを献上してしまったDF板倉の13位ボルシアMG(勝ち点21)は最下位ダルムシュタット(勝ち点11)と対戦。イラン戦ではコンディション不良だったのか精彩を欠いた板倉。ダルムシュタット戦は先発予想となっており、挽回を期待したい。

◆ブンデスリーガ第21節
2/9(金)
《28:30》
ドルトムントvsフライブルク

2/10(土)
《23:30》
ウニオン・ベルリンvsヴォルフスブルク
フランクフルトvsボーフム
ボルシアMGvsダルムシュタット
ブレーメンvsハイデンハイム
アウグスブルクvsライプツィヒ
《26:30》
レバークーゼンvsバイエルン

2/11(日)
《23:30》
シュツットガルトvsマインツ
《25:30》
ホッフェンハイムvsケルン

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