秀吉が信長に宛てた新たな文書など 34点の新史料を発見

姫路市の県立歴史博物館は、およそ440年前に羽柴秀吉と織田信長の側近で交わされた書状の写しが新たに見つかったと発表しました。

県立歴史博物館などによりますと、新たに見つかった文書は東京大学史料編纂所の村井祐樹准教授がおととしネットオークションで見つけたということです。

1578年の三木合戦や、1580年の鳥取城攻めなどについて羽柴秀吉が織田信長の側近にあてた書状など35通で、いずれも原本から3~4回ほど模写されたものとみられています。

内容は、戦況を報告するものが多く、秀吉が信長の耳に自らの功績が届くよう工作したことや、大量に送られる報告に信長の側近が困惑するようすなどが読み取れるということです。

この文書は、4月から県立歴史博物館で展示される予定です。

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