最新作『アーガイル』を前にマシュー・ヴォーン監督作を振り返り 『キック・アス』『キングスマン』で人気を築く

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3月1日(金) より映画『ARGYLLE/アーガイル』が公開される。

本作は、ヘンリー・カヴィル、ブライス・ダラス・ハワード、サム・ロックウェル、ジョン・シナ、サミュエル・L・ジャクソンら豪華キャストが顔を揃え、怒涛のアクションや爽快な映像演出で魅せるエンターテインメント作品。スパイアクション小説『アーガイル』の作者が、実在するスパイ組織に新作の内容をめぐり命を狙われてしまう。

独創的なストーリーに魅力的なキャラクター、そして手に汗握るアクションが融合した本作を監督したのはマシュー・ヴォーン。これまでも『キック・アス』『キングスマン』といった人気作品を世に送り出してきた。ここでは最新作『ARGYLLE/アーガイル』に備え、あらためて監督作について振り返る。

ダニエル・クレイグ主演の『レイヤー・ケーキ』で監督デビュー

元々、プロデューサーとして気鋭のクリエイターたちと組んで活動しており、その後ガイ・リッチー監督とコンビを組み『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』や『スナッチ』などを製作。監督業をスタートさせるきっかけとなったのは、ダニエル・クレイグ主演の『レイヤー・ケーキ』(2004) 。監督を務める予定だったガイ・リッチーが降板したため、代打として監督に。作品は高評価を獲得し、その後のキャリアへと繋がっていくこととなった。続く監督2作品目は、マーク・ミラー原作の人気コミックを映画化したファンタジーアドベンチャー『スターダスト』。『ARGYLLE/アーガイル』で物語の中心となるスパイエージェント、アーガイルを演じたヘンリー・カヴィルも出演している。

マシュー・ヴォーン監督

『キック・アス』で映画監督として一躍有名に。

2010年にコミックオタクの平凡な高校生がヒーローとなって活躍するアクション『キック・アス』が公開されると、個性的なキャラクターたちが繰り出すスピーディなアクションシーンや、軽快な音楽に乗せて描かれる容赦のないバイオレンス描写で人気が爆発。着実に人気と実績を上げていったヴォーン監督は、『X-MEN』シリーズ旧3部作の前日譚を描く『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』の監督に抜擢される。

スパイアクション『キングスマン』シリーズで不動の人気を築く

『キック・アス』の原作者マーク・ミラーと再タッグを組んで製作した『キングスマン』シリーズで不動の人気に。シリアスで重厚なスパイ映画が増える中、得意のスタイリッシュでユーモアあふれる作風でヒットを記録。コリン・ファースとタロン・エガートンを中心に、スーツに身を包んだ英国紳士によるハードなアクションシーンと奇抜なアイデアで多くの観客を魅了した。メインシリーズ2作に加え、2021年にはレイフ・ファインズを主演に迎えた前日譚映画『キングスマン:ファースト・エージェント』も公開された。なお、現在『キングスマン』シリーズの4作目が準備中であり、『キック・アス』のリブート版の企画も進行中とのこと。

その唯一無二とも言える作風は、最新作『ARGYLLE/アーガイル』でも健在。独創的なストーリー展開はもちろんのこと、マシュー・ヴォーン流アクションが楽しめる注目作となっている。

『ARGYLLE/アーガイル』予告編

<作品情報>
『ARGYLLE/アーガイル』

3月1日(金) 公開

『ARGYLLE/アーガイル』ポスター

公式サイト:
https://argylle-movie.jp/

(C)Universal Pictures

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