パリ五輪切符に王手!! 強豪スペインを撃破した「電光石火の日本」に賛辞止まず! 「主導権を握らせなかった」

パリへの切符獲りに向け、大きな1勝を掴んだ。

現地2月8日からパリ五輪の出場権を懸けた女子バスケットボールの世界最終予選が中国、ブラジル、ベルギー、ハンガリーの4か国で開催され、ハンガリー大会に出場する日本(世界ランク9位)は初戦でスペイン(同4位)と激突。86-75で快勝を収め、五輪切符にリーチをかけた。

最高のスタートダッシュを決めた日本。格上相手の勝利には、海外からも驚きの声が上がっている。FIBA公式は「電光石火の日本が、雨を降らせてスペインを沈没させる」と大々的に報じ、日本の勝利を祝福している。

記事では「日本は序盤からトップギアを見せ、スペインの猛攻をしのいだ」と記述。試合のターニングポイントとして、「日本がティップオフからスペインを圧倒し、その快進撃が開幕戦勝利の土台となった。第2ピリオド開始わずか1分で日本は31-18とリードし、スペインが奮起するも、主導権を握るには至らなかった」と日本の波状攻撃が強豪を撃沈させたと称賛している。
また、ゲームMVPにはキャプテンの林咲希を挙げ、「前半だけで5本の3ポイントシュートを決めるなど、20得点の大活躍。最終的に6本のシュートを決め、6リバウンドを記録した」と絶賛。攻守で存在感を発揮し、効果的な3ポイントを次々と決めてチームを勢い付けた28歳に拍手を送った。

今大会は各グループ4か国が参加し、総当たりのリーグ戦を行ない、上位3チームに五輪出場権が与えられる。頼れる主将の大活躍で貴重な1勝を掴んだ日本は現地9日(日本時間26時)に開催国のハンガリー(世界ランク19位)と、11日には強豪カナダ(同5位)と対戦。次戦のハンガリーに勝てば、3大会連続の五輪出場が決定する。

構成●THE DIGEST編集部

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