「日本、韓国のように信じられないほど強い国もある」決勝進出のカタール指揮官がアジアサッカーの成長を語る【現地発】

現地2月10日に行なわれるアジアカップの決勝で、連覇が懸かる開催国のカタールは、初優勝を狙うヨルダンと対戦する。

前日会見に臨んだカタールのティンティン・マルケス監督は、アジアサッカーが過小評価されているのではないかと質問を受けると、こう回答した。

「(カタールが全員国内組であるとの指摘を受けて)国外でプレーするサッカー選手が1人か2人いるアラブのチームもいくつかあると思う。それは、サッカーがあらゆるレベル、つまり選手需要のレベル、プロフェッショナルのレベル、将来に良い選手を生み出すために優れた監督を迎え入れるレベルで成長していることの証しのひとつだ」

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母国の名門エスパニョールなどを率いた経験があるスペイン人指揮官は「韓国、日本、オーストラリア、イランのように信じられないほど強いチームもある。成長傾向にあるのは明らかだ」と言葉を続けている。

「つまり、アラブのサッカーも進歩しており、改善を続けるための基礎が築かれているのを意味する」

アラブ勢同士の対戦となるファイナルは、現地10日18時(日本時間11日0時)にキックオフされる。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

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