女性高校教諭がパワハラを受け自殺 宮城県教委が全職員にパワハラのセルフチェック

2020年に宮城県の県立高校の30代女性教諭が同僚からのパワーハラスメントを苦に自殺した問題で、県教育委員会は全職員を対象にパワハラに関するセルフチェックを求めていたことが分かりました。

セルフチェックは「身体を小突く、物を投げる」「人前で感情的な叱責」など23項目の設問があり最近1年間に所属する職場内で「されたことがある」「したことがある」「見聞きしたことがある」などの確認項目があります。

県教委によりますとパワハラ行為をした59歳男性教諭の処分が決定した2日に、県立学校や各教育事務所など管轄する全ての機関に通知したということです。

これまでパワハラ防止のマニュアルはありましたが、パワハラに特化したセルフチェックを行うのは初めてです。

県教委はセルフチェックの回収、集約はしない方針で「それぞれの職員がパワハラの無い職場環境への意識づけにつなげてほしい」と話しています。パワハラを受けている職員に対して、相談窓口の連絡先も明記されています。

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