岡山県内コロナ 各指標軒並み悪化 直近1週間、入院者数は460人

 岡山県は9日、直近1週間(1月29日~2月4日)の新型コロナウイルス感染状況をまとめた。入院者数が460人と前週(1月22~28日、445人)から3.4%増となったのをはじめ、各種指標が軒並み悪化した。

 入院者数は前週10週ぶりに減少したが、わずかではあるものの再び増加となった。感染レベルは4段階のうち上から2番目の「段階2」(入院者数373~595人)を3週連続で維持している。重症者は2人増えて4人だった。

 県内84の定点医療機関から報告された感染者数は1130人。1医療機関当たり13.45人と前週(11.96人)から12.5%の増で、6週連続の増加となっている。9歳未満(264人)と10代(213人)が約4割を占め、親世代に当たる30代(112人)40代(125人)の感染も目立つ。

 県保健医療部は「入院者が増え続ければ医療が逼迫(ひっぱく)しかねない。体調が悪いときは外出を控えるなどの対策をお願いしたい」としている。

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