「激甚化する災害に対応」岡山県内各地の消防局・本部から隊員らが集まり人命救助訓練【岡山】

複雑化・激甚化する災害に対応しようと岡山県内各地の消防局や消防本部から隊員らが集まり、連携して人命救助にあたる訓練が笠岡市で行われました。

笠岡市で行われた研修会には、県内14の消防から職員や隊員など約70人が参加しました。

災害の発生時にはさまざまな地域から集まった消防隊員が作業にあたるため、迅速かつ正確に人命を救助するには素早く連携することが求められます。

きょう(9日)は異なる地域の隊員どうしで救助チームを結成しその中で役割を決めてロープレスキューの訓練に臨みました。

(笠岡地区消防組合消防本部 高森恒行消防司令長)「若手の隊員に集まっていただき、消防技術の向上はもとより、顔の見える関係を築いていただきました」

助けるのは7メートルほどの高さから落ちたとみられる人やマンホールから出られなくなった人です。

普段別々の場所で訓練している隊員がどう作戦や動きを合わせて助け出すかを確認しました。

(倉敷市消防局から参加)「同じ年代の人たちも多いのでしっかりコミュニケーションをとって、いいとこ悪いとこしっかり言えていると思います」

(真庭市消防本部から参加)「(各消防で)救助戦術などが違うので、その中で共通の認識を持たせるのがいちばん大変だなと思った」

研修会を主催した岡山県消防長会は「災害の発生に備え今後も各地の消防の連携を強めていきたい」としています。

© RSK山陽放送株式会社