吉備中央町の有機フッ素化合物問題 使用済みの活性炭が備前市で保管されていることが判明 市議団が対応求める【岡山】

岡山県吉備中央町で使用済みの活性炭から有機フッ素化合物が極めて高い濃度で検出された問題です。その活性炭が備前市で保管されていることが分かり、地元の市議団が備前市に対応を求めました。

備前市に申し入れたのは、日本共産党備前市議団です。

備前市に対し、活性炭の適切な対処を岡山県に求めるよう申し入れました。

昨年、吉備中央町の浄水場から有機フッ素化合物が極めて高い濃度で検出され、その後水源近くに置かれていた使用済みの活性炭からも検出されていて、岡山県などが関連を調べています。

その後、管理会社は活性炭が入った袋を移動させ備前市内の倉庫で保管していて、備前市は当初から県に対し活性炭の速やかな処分などを求めてきました。

(備前市市民生活部長 藤森仁美さん)「適正な保管・処分がされるように引き続き市としては県に対して働きかけをしていく」

(日本共産党備前市議団 中西裕康団長)「(備前市は)行政として市民の安全と健康を守るという使命はあると思うので、この対応をしている岡山県に対して強く要望していただきたい」

岡山県は現時点で活性炭の保管方法に問題はないという認識を示したうえで、今後も定期的に保管状況を確認していきたいとしています。

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