“メトロンズ”しずる、ライス、サルゴリラによる連ドラ、タイトルは『向かいのアイツ』に! 4.3スタート

ドラマ『向かいのアイツ』に出演するメトロンズ(しずる、ライス、サルゴリラ)(C)400400

しずるライスサルゴリラによる演劇チーム・メトロンズの連続ドラマのタイトルが『向かいのアイツ』(BS松竹東急)に決定。4月3日より毎週水曜23時に放送されることが明らかになった。

吉本興業所属の人気コント師・しずるライスサルゴリラ3組に、作家・演出家の中村元樹を加えた7人組の演劇チーム「メトロンズ」。2021年に初公演した『副担任会議』が大評判となり、以降チームとしてテレビなどにも多数出演。この実力派芸人3組による本気の芝居は、業界内外で大きな話題を呼び、1月末に行われた第6回目公演『寝てるやつがいる!』のチケットは即完売、2度の追加公演が組まれるほど大盛況のうちに終わった。

そんなメトロンズの新作ドラマが、BS松竹東急にて放送されることが決定し、4月からの放送開始が先日発表されたが、今回タイトル名や役どころ、内容が解禁された。

注目のタイトルは、『向かいのアイツ』。とある商店街でいつも閉店セールをやっている“洋服屋”と、品揃えのおかしい“雑貨屋”という、向かい合わせに建つ2つのお店を中心に繰り広げられる。

2つの店は昔からライバル同士。ある日、ひょんなことから閉店するはずの「コシカワ」に新しくアルバイトが入るが、そこには驚きの真実が…。

洋服屋「コシカワ」の店長・越川をしずるのKAZMAが演じ、向かいの雑貨屋「レ・コケットリー」の店長・山本をサルゴリラの児玉智洋が演じる。それぞれの店には、サルゴリラの赤羽健壱演じる商店街の理事長・成田や、しずるの村上純、ライスの関町知弘、田所仁が演じる個性的な客たちが連日やって来てはさまざまなエピソードを展開。村上、田所、関町がそれぞれ1人で複数の役を担当し、ほぼすべての登場人物をメトロンズが演じ分けるという、彼らならではの演技力が活かされた構成となっている。

赤羽健壱(サルゴリラ)は、「ドラマはめちゃくちゃ嬉しかったです。しかもメトロンズがメインでドラマなんて夢のような…もうまさに夢見心地でした。未経験なので、とにかく足を引っ張らないようにしたいのと、アドリブが好きなKAZMAにアドリブをやらせてあげたいなって思います。ずっと東京で舞台をやってましたが、今回BS松竹東急で放送されるということで、今までメトロンズの舞台を観たことないいろんな方々に観てもらえたら嬉しいです。KAZMAに至ってはほぼほぼアドリブになると思うので、やっぱりそこが注目ポイントです。僕は一生懸命やるだけなんで、わりと等身大な役を楽しんでやっています」とドラマの見どころを語る。

KAZMA(しずる)は、「信じられなかったです。7~8年くらい前にやっていたライブですけど、正直ちょっと遊び半分だったというか…楽しけりゃいいかなみたいな感じでやったものが、こうやってBS松竹東急で放送するなんて、びっくりしちゃった! スタッフさんの数とか、メイク、衣装、セット、照明や音とか、こんなに本格的にやるんだと思ってなくて。20年一緒の人たちでやってるドラマはあまりないと思うので、そこを感じて楽しんでもらえたらと思います。面白くなかったら連絡ください。面白かったら連絡しなくていいんで。面白くなかったら直接XにDMくれれば…なんかあったら直接僕に言ってきてくれたら。感想とかも受け付けます。返しはしないですけど」と今回の放送決定に驚きを隠せない。

児玉智洋(サルゴリラ)は、「メトロンズを大きくしたいというのはずっと思ってることなんで、とても嬉しいです。キング・オブ・コントで優勝して次の目標はメトロンズを大きくすることなので、チャンスだと思ってます。僕とKAZMA以外のメンバーもいろんな役をやるので、その変わり様もぜひ楽しみにしていて欲しいです。このドラマが好評で、『向かいのアイツ2』、『向かいのアイツ3』、『年末スペシャル』…と続けていきたいですね。このドラマを観てメトロンズの舞台に来たことない方は、ぜひ観に来て欲しいですし、映画・ドラマ関係者の方々へ…メトロンズで作りたいものがあれば、なんでもやります!」と意気込みを明かす。

関町知弘(ライス)は、「すごいなって思いましたね。みんながちょっとずつ出るくらいかなって思ってたんですけど、僕らがメインってことだったので、すごいなっていうのが率直な感想でした。決まった当時はまだ台本など何もできてない状態だったので、どうなるのかまったく想像できなかったです。なので、良い作品になったらいいなって思いながら、不安のほうが大きかったかもしれないです。メトロンズ全員でドラマに出るって、もしかしたらこの先何回もあることじゃないと思うので、皆さん目に焼きつけてください。そして楽しみにしててください」とコメント。

田所仁(ライス)は、「メトロンズがついにここまで来たか、と正直。ドラマが決まるっていうことはもう一流なんで。僕らは本当に人気劇団の仲間入りしたなっていう実感がありますね。…文字にしたらクソ痛い感じ(笑)。もう1回いい? ずっと今まで舞台でやってきたのが、映像作品を撮るっていうのは初めてなので、メトロンズにとっていいスキルアップになるかなと思います。もちろん主役の2人のすごさを見てもらいたいのと、今回の特殊な配役というか、何役もキャラクターを演じ分けるので、メトロンズが今まで培ってきたものをどれだけ出せるかも注目してもらいたいです。きっといいものになってると思いますので、期待していてください!」と自信をのぞかせる。

村上純(しずる)は、「最初はマジでBSよしもとだと思ったんですよ。内輪っていうか…だけどこれはいわゆる外に向けた動きで、改めてやらせてもらうんだって驚きました。メトロンズもいろんな人に知ってもらえ始めたんだなっていう実感と同時に、メインでやっていいの? メトロンズが? マジで?っていう情報の多さで忙しかったです。ありがたいですね。だからその分、改めてプレッシャーというか、帯を締め直す。よそ行きじゃないですけど、外に出かけるときのちゃんとした身なりをしなきゃみたいな感じです。脚本の中村元樹は、もともとドラマや映画の脚本もやっているし、メトロンズのメンバーなので僕らのこともよくわかっているし、メトロンズらしさがあるドラマに落とし込んでくれてると思います。いつものメトロンズ、新しいメトロンズ、両方楽しめるように頑張ります」と期待を込める。

水曜ドラマ23『向かいのアイツ』は、BS松竹東急にて4月3日より毎週水曜23時放送。

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