望月歩主演「痛ぶる恋の、ようなもの」はスリーピースロックバンドの楽曲の世界観が原案。小川未祐と河村花が共演

望月歩が、テレ東系で3月7日にスタートする木ドラ24「痛ぶる恋の、ようなもの」(木曜深夜0:30)で主演を務めることが分かった。多くのティーンから支持を集めるスリーピースロックバンドの楽曲の世界観を原案に映像化し、彼女の生々しい浮気を見つけてしまったことをきっかけに揺れ動く痛々しい恋物語で、小川未祐と河村花が共演することも発表された。

「痛ぶる恋の、ようなもの」の主題歌も、原案となった楽曲を生み出し、実体験をもとに楽曲制作を行うスリーピースロックバンドの書き下ろしとなるだが、そのアーティスト名は後日発表の予定となっている。

芸術大学で映像制作を学ぶ⼤学3年⽣・根津晴(望⽉)は、初めて監督として作品制作を⾏うことにしたが、何を撮ったらいいのか分からず悩んでいる。そんな根津の様⼦を⾒に来た同期のカメラマン・吉川(櫻井健⼈)のスマートフォンに、フィルターなしのリアルな投稿をするアプリ・モータスの通知が届く。モータスに興味のない根津だったが、後輩・⾅井都(河村)の投稿に根津の彼⼥・久我ユリ(⼩川)の浮気現場が写っていた――。‟駄目だと理解している⼀⽅で、⼼が離れない恋愛“という、若さ故の⻘さや葛藤が、SNSや⼤学⽣活を通してリアルなストーリーと温度で表現される。

望月は「この作品は恋愛についてくる“痛み”がベースになっている作品で、久我ユリとの時間の中に、いろんな痛みを感じながら話が進んでいきます。先輩、後輩、友達との関係性の中で生まれるカオスを楽しんでいただけたらうれしいです。限られた話数の中でも作品の多面性を表現できるように、根津晴の感情を素直に演じたいなと思っています」とメッセージを寄せている。

根津の彼女でありながら、浮気性で多くの男性と関係を持つユリを演じる小川は、「監督の山元環さんや主演の望月歩さんをはじめ、駆け出しの頃からお世話になっている方々と共に、この作品に取り組めることにご縁を感じています。スタッフ・キャストの皆さんと共に、放漫で周りを振り回し続ける久我ユリと手をつないで、この世界のなかを思いっきり駆け回ってみようと思います。今まで演じたことのない役柄なので、新たな一面をお見せできたらいいなと思っております」と意気込む。

根津の後輩で、彼のことが気になる都に扮する河村は「臼井都の主人公・根津晴を思う気持ちは本物で、いちずに思い続ける姿にひかれました。この作品で臼井都を演じられることがとてもうれしいです。これから始まる撮影で、不器用で狂ったいとおしい登場人物たちに会えるかと思うとドキドキします」と自身の役どころについて触れ、「登場人物たちの苦しむ姿が、見ていてつらい。どうかうそであってくれと思う一方で、そこにはリアリティーしかなくて、気付いたらワクワク読み進めている自分がいました。大学生の複雑に絡まった心と真っすぐにねじれた愛の形を、ぜひ見てほしいです」と呼び掛けている。

ドラマを手掛ける漆間宏一プロデューサーは「2020年のDISH//「猫」のドラマ化から始まった、⾳楽×ドラマの最新作で、今作は“あるアーティスト”の歌詞の世界観を原案にしたオリジナルドラマです。企画を進めていく中で、作詞・作曲を担当されている⽅に時間をいただきいろいろお話しました。浮気され、浮気され、さらに浮気されたことで、記憶に強く残る恋愛後遺症になったという思い出は、遠い作り話のようにも、⾝近にあふれている近い話のようにも思えました。そして、話を聞き終わる頃には、かさぶたをはがす時のような、痛さと⼼地よさが混在していました。はっきりしない恋愛だからこそ、⽣っぽくリアルに感じられると思います。アーティストの⽅が楽曲として昇華したように、痛いけど⽬を背けられないドラマに挑戦いたしました」と企画実現までの経緯を伝えている。

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