国内初!曲線がある自然の地形を活かした護岸工事で3Dプリンターを使用【高知】

高知県土佐市を流れる仁淀川で3Dプリンターを活用した護岸工事が行われていて、2月9日に現地で見学会が開かれました。

土佐市中島地区の仁淀川下流では、74平方メートルの区画で3Dプリンターで作ったパネルを組み合わせて護岸工事が進められています。この工事は、高知市の建設会社・福留開発が建設用3Dプリンターを手がける東京の企業と協力して行っているものです。9日に現地見学会が行われ、県内の自治体や建設業者など150人以上が参加し、3Dプリンターを使ったパネル製作の実演が行われました。

河川の護岸工事では景観に配慮する必要があり、川の地形の曲線を活かした工事が求められています。今回のような曲線がある自然の地形を活かした護岸工事で3Dプリンターが使われるのは、国内で初めてということです。これまでは、石を積んで作る方法のため時間や人手がかかっていましたが、3Dプリンターの活用で労働コストの削減と生産性の向上が期待できます。

この工事は、3月中旬に完了する予定です。

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