神奈川でも四国犬が逃走 県警、17時間後に住民周知

四国犬(日本犬保存会提供)

 神奈川県警松田署は9日、同県南足柄市で8日夕に飼い主と散歩していた四国犬の首輪が外れ、犬が逃走したと明らかにした。8日午後4時35分ごろの110番で覚知したが、住民向けの防犯メールで注意喚起したのは約17時間後の9日午前9時40分ごろだった。署は「本来なら周知しないが、群馬県での被害もあったので早期に周知すべきだった」と説明した。

 署によると、110番は南足柄市塚原で「迷い犬が徘徊している」との内容。飼い主の70代男性に確認したところ、体長約1mの9歳の雄。狂犬病の予防接種を受け、けが人は確認されていない。

 群馬県伊勢崎市では7日、四国犬が12人をかんでけがを負わせた。

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