「ロッベンと比較される」遠藤所属のリバプール、専門サイトが獲得を提言した日本人アタッカーは?「トップクラスの有望株」

レアル・ソシエダで活躍中の久保建英は、ヨーロッパの複数の強豪からの関心が取り沙汰されている。そのひとつが、遠藤航が所属するリバプールだ。今季終了後の去就が騒がしいモハメド・サラーの“後継者”として、日本代表の俊英に注目していると言われる。

ユルゲン・クロップ監督が今季限りで退任するリバプールは、まだ来季の指揮官が決まっていない。戦力をそろえていくのに、まずはそちらが先決となる。それでも、メガクラブはいつも補強に向けて動いているものだ。サポーターも新戦力候補に興味津々だろう。

リバプールの専門サイト『Anfield Index』は2月8日、久保は「アジリティとボール保持時のスキルがプレースタイルの中心」と紹介。右サイドからカットインして利き足の左足を駆使し、「レジェンドのロッベンと比較される」と伝えた。

「視野が広く、利他的で、強力なチームプレーヤーだ。正確なパスや距離のあるシュートで相手の守備をこじ開けることができる。献身的な仕事ぶりやプレスは、モダンサッカーで求められる水準にあり、どんなチームにとっても貴重な存在となる」

【画像】クラブ公式が投稿!リバプールに復帰した遠藤航
同メディアは、リバプールが重視する「ダイナミックなアタッカー」というタイプに久保が当てはまるとし、攻守両面のスタッツから期待できる存在と続けている。

「PKを除く得点期待値やアシスト期待値は高く、ゴール前での効率やチャンスメークのスキルを示す。世界トップクラスのチームが望むスキル、シュートを打つ熟練度やチャンスを決める力を強調するデータだ。前方へのパスやキャリーは、前に出て守備陣に挑むことを恐れない、チームの攻撃の推進をうながす選手だと示している」

「守備のスタッツはまずまずのようだが、背景を理解することが重要だ。彼の主な役割は、チームの攻撃を推進することである。ただ、クリアやブロックも見過ごせない。必要なときに守備で貢献するための備えができていることを反映している。この万能性が価値をさらに高めており、様々な戦術に適応できる選手となっている」

最後に、Anfield Indexは「クボの数字は、トップクラスの有望株としての立場を確かなものとする。攻撃の強化を図るクラブはクボを検討すべきだろう」と締めくくった。

「彼の数字は、最高レベルで試合に影響を及ぼすポテンシャルを反映している。見事なスタッツというだけでなく、偉大な選手になろうとしていることを示しているのだ」

久保がプレミアリーグの舞台で躍動する姿を想像しているリバプールファンもいるかもしれない。ただ、去就がどうなるかはまた別の話だ。23歳になって迎える来季、久保はどのチームでプレーしているのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【森保ジャパン26選手の通信簿】まさかのベスト8敗退。A評価は2人にしか与えられない。“最低のD”だった3人は?[現地発]

© 日本スポーツ企画出版社