「もう1年日本で」プレーする可能性も!? 所属先決まらぬバウアー、米重鎮記者がMLB復帰への厳しい現状を伝える

昨シーズン、DeNAでプレーしたサイ・ヤング賞右腕のトレバー・バウアーが、メジャーリーグ(MLB)最低年俸の74万ドルを受け入れるという驚きの提案でMLB球団に自ら売り込みをかけている。そんななか、米メディア『NEW YORK POST』のベテラン記者、ジョン・ヘイマン氏が同選手の近況について周辺取材を行ないレポート。バウアーの代理人や球団幹部の声を伝えている。
バウアーは昨季、DeNAで10勝4敗、防御率2.76をマーク。NPBで健在をアピールし、今季からのMLB復帰を目指している。ヘイマン氏によれば、代理人のジョン・フェテロルフ氏は依然として7、8チームと連絡を取り合っているものの契約には至っておらず、「お金の問題ではなく、彼は本当に機会を得ることだけを望んでいる」としてオファーを待っている状態だという。

やはりネックとなっているのは、過去に取り沙汰された女性への暴行疑惑だ。2022年、バウアーはDV規定違反によって194試合の出場停止処分を受けた。同氏は、このペナルティーがバウアーのキャリアに大きく影を落としていると見解を示したうえで、最近の話として数人の球団幹部が「彼(バウアー)はもう1年日本にいる必要があるかもしれない」と話したことを明かしている。

果たして、MLB球団への復帰が決まるのか。それとも再び日本へと舞い戻るのか。バウアーの新天地はいずこに決まるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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