2日前には被災地で焚き出しも…ガーシー裁判で「懲役4年求刑」に賛否 綾野剛は厳罰求める

本誌の取材に応えていたガーシー被告

2月8日、俳優の綾野剛らを常習的に脅迫した罪などに問われている元参議院議員のガーシー(本名・東谷義和)被告の第4回公判が東京地裁で開かれ、検察側はガーシー被告に「懲役4年」を求刑した。

遡ること2月5日には、ひっそりと能登半島地震の被災地を訪れ、石川県七尾市の避難所で、3日間の炊き出しをおこなっていたガーシー被告。7日の夜、東京に戻ったガーシー被告が、8日、車で東京地裁入りする際には、入り待ちをする人たちから「炊き出しありがとう!」「ガーシー、頑張れよ!」などの声が飛んだ。

黒髪短髪のスーツ姿で一礼して入廷したガーシー被告に対し、検察側は、“ターゲット”にされた綾野剛や綾野の所属事務所「トライストーン・エンタテイメント」の山本又一郎代表らの心情意見陳述を提出。綾野剛の意見書を、検察側が「言葉にできないほど屈辱的な思いをしました。今でも苦しみ続けています。芸能人も一人の人間です」と代読。

「裁判所には社会全体に与える影響を考えて厳重な処罰をお願いしたいです」

厳罰を求める綾野の訴えを、ガーシー被告は前を見据えてじっと聞いていたという。

ガーシー被告は、2023年9月19日に開かれた初公判以来、謝罪の言葉を口にし続けてきたが、検察側は「30人以上の俳優やアイドルなどへの誹謗中傷をおこなった」などと脅迫の常習性を指摘し、懲役4年を求刑。東谷被告の弁護側は、執行猶予付きの判決を求めた。

「懲役4年」という結果に、ネット上では賛否がわかれている。

《ちょっと待ってよ。どこまで芸能界は闇なんだよ。百聞は一見にしかず。今回の件で改めて芸能界は闇だと思った。有罪になれば黒、無罪は白だと、、、》

《自民党の裏金不起訴でこれ懲役4年 違和感でしかない》

《検察は裏金問題も政治家は起訴すらしないで、こう言う叩きやすい小物だけ叩く。結局、検察は権力者の犬》

こうした「求刑4年」に疑問を呈する声の一方で、

《ドバイに逃げた時、あれだけ酷い事を言いながら、今になってよくも急に謝れるものと思う。懲役刑を逃れたい為の発言としか思えない。一度発言したら最後まで貫いたらどうなんだ》

《絶対に執行猶予付けないでほしい。出てきた途端に迷惑系YouTuberと同じようにまたやらかすのが目に見えている》

《これで執行猶予なら他の人もやりかねないよ。きっちり服役してください》

など、ガーシー被告に厳しい声も複数寄せられている。

「もう二度と、このようなことはしないと誓います。本当に申し訳ございませんでした」

この日の公判で、最後に、そう述べたというガーシー被告。判決は来月14日に言い渡される。

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