新潟上越市の50代女性と30代男性が相次ぎ被害、計225万円だまし取られる

 架空料金請求や還付金名目で現金などをだまし取られたとして、新潟県上越市の30代男性と50代女性が2月9日までに相次いで上越署に被害を届け出た。被害額は計約225万円。上越署は特殊詐欺事件とみて調べている。

 上越署によると、30代男性は1月31日、自宅のパソコンで広告を見ようとした際、警告音が鳴り「トロイの木馬に感染した」とメッセージが表示された。

 指定された番号に電話すると、ソフトウエア会社を名乗る男が「ウイルス除去ソフトを導入するのに費用がかかる」などと支払いを要求。男性は31日から2月2日にかけ、上越市内のコンビニエンスストアで電子マネーを購入して番号を教え、計約176万円をだまし取られた。

 上越市内の50代女性は6日、市職員をかたる男から自宅に電話があり「医療費控除の還付金がある」などと言われた。翌7日、指定された番号に電話をかけ、コールセンター職員を名乗る男に指示されるまま市内の金融機関のATMを操作し、現金49万700円を他人名義の口座に振り込んだ。

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