10試合出場でブロヤのレンタル料はゼロに…夏に高く売りたいチェルシーの思惑

フルアムへ移ったブロヤ[写真:Getty Images]

アルバニア代表FWアルマンド・ブロヤ(22)のチェルシーからフルアムへのレンタル移籍は、3者にとってメリットの大きい契約のようだ。イギリス『イブニング・スタンダード』が報じた。

チェルシーの下部組織出身で、今シーズンは右ヒザ前十字じん帯断裂の重傷から復帰し、公式戦20試合に出場していたブロヤ。しかし、プレミアリーグで11位と苦戦するチームの中で自らも輝きを放てず、2ゴール2アシストと結果も物足りなかった。

冬の移籍市場での武者修行が噂されていた中、2日にはフルアムへのレンタル移籍が決定。新天地ではセルビア代表FWアレクサンダル・ミトロビッチがサウジアラビアへ移籍して以来空いているセンターフォワードの穴を埋めることが期待されている。

そんな今回の移籍はフルアムにとって比較的リスクの低いものとなっているようで、ブロヤが10試合に出場すればチェルシーへ支払うレンタル料がゼロになる契約とのこと。チェルシー側は夏のブロヤの売却を計画しており、選手としての価値を少しでも高めてほしいという思惑のようだ。

また、ブロヤ本人も「家族や代理人と何度も話し合ったが、フルアムが自分に合った最高のクラブだと感じた」とコメント。プレータイムがある程度見込めるフルアムでの修行は、夏のユーロ2024に向けてもプラスとなるはずだ。

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