治療、入院、葬儀費…鹿児島の知人男性にウソ、20回にわたって計600万円だまし取る 請求はSNS、福岡の43歳女を容疑で逮捕 鹿児島南署

 自身が死去したと偽り、葬儀費用などの名目で現金約600万円をだまし取ったとして、鹿児島南署は9日、福岡県篠栗町尾仲、事務員の女(43)を詐欺の疑いで逮捕した。

 逮捕容疑は2019年3月中旬から20年8月下旬までの間、自身が死亡した事実はないのに架空の親族や友人になりすまし「葬儀費用を貸してほしい」などと当時鹿児島市の50代男性会社員にうそを言ってだました。治療、入院、葬儀費として20回程度にわたって合計約600万円を振り込ませた疑い。

 同署によると、2人はインターネットを通じて知り合った。女は男性に偽名を使い、交流サイト(SNS)などで請求していた。男性が署に相談。口座取引などを精査し特定した。

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