きのくに川の日絵画コンクール和歌山市で巡回展始まる

和歌山県内の美しい河川環境の維持を小・中学生の絵画を通じて広くPRする、第25回「きのくに川の日絵画コンクール」の巡回展が、きょう(2月9日)から和歌山市のイオンモール和歌山で始まりました。

イオンモール和歌山1階・ヒルズコートで始まった巡回展(2024年2月9日)

これは、和歌山県と、県・河川協会が1999年度から行っている取り組みで、今回は「あったらいいな こんな川」をテーマに募集が行われ、県内の小・中学校140校から1593点の応募があり、129点が入賞しました。

このうち、最優秀賞は、小学校・低学年の部が、和歌山市立紀伊小学校1年の橋本悠生(はしもと・はるせ)さん、小学校・中学年の部が、橋本市立応其(おうご)小学校4年の澤田小桃(さわだ・こと)さん、小学校・高学年の部が、岩出市立山崎小学校5年の森元康太(もりもと・こうた)さん、中学生の部が、近畿大学付属和歌山中学校1年の塩崎 晄基(しおざき・みつき)さんの4人です。

橋本さんの作品「ごみを食べる恐竜がいる川」

津田さんの作品「きれいな川」

森元さんの作品「未来の川あそび」

塩崎さんの作品「23世紀 ホタルが舞う川」

このほか、優秀賞に選ばれたのが小学生16人、中学生3人、入選が小学生42人、中学生6人、それに佳作が小学生50人、中学生8人となっていて、会場には、入選以上の71作品が展示されています。

友人と食事をした後、3歳の次男とともに展示会場を訪れた大阪府岬町の廣瀬映里奈(ひろせ・えりな)さんは、「小学2年の長男が絵画コンクールで入選したことがあり、私も絵を描いていたので、じっくり見ましたが、あまり線を描きこまずに点を強調している作品など、印象的な絵が多く、すばらしい」と話しました。

また、巡回展では、絵画の展示とともに、大雨や洪水の情報を受け取る方法や、防災対策などを説明したパネルも展示されています。

絵画展の裏では防災の啓発も・・・

第25回「きのくに川の日絵画コンクール」の巡回展は、あさって11日まで和歌山市のイオンモール和歌山1階のヒルズコートで行われたあと、今月(2月)16日から18日まで新宮市のスーパーセンターオークワ南紀店1階で、来月(3月)8日から10日まで橋本市のスーパーセンターオークワ橋本店1階で、来月15日から17日まで、オークワパビリオンシティ田辺店A館2階で、それぞれ開かれる予定です。

いずれも入場は無料で、主催者は、「県内各地で展示するので、是非、見に来てほしい」と呼びかけています。

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