プーチン氏、NATO侵攻を否定 ウクライナ停戦交渉の用意強調

タッカー・カールソン氏(左)のインタビューに応じるロシアのプーチン大統領=6日、モスクワ(ロイター=共同)

 ロシアのプーチン大統領は8日に公開された米保守系ジャーナリストの単独会見で「ポーランドやラトビアに関心はない」と述べ、NATO諸国への侵攻拡大の意図を否定した。ロシアはウクライナでの停戦のため話し合う用意があると改めて強調、ロシアとの交渉を禁じているゼレンスキー政権に圧力をかけるよう米国側に促した。

 ロシア大統領府も9日に内容を公開。プーチン氏は、停戦実現には米国がウクライナへの武器供与をやめる必要があるとし「そうすれば交戦は数週間で終わる」と強調した。

 東部・南部4州併合を認めた停戦は欧米には困難との指摘に「意思があるなら方法を考えればいい」とし、譲らない構えを見せた。

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