「偉大な指揮者の一人」 名門ウィーン・フィル追悼

2002年1月、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートで指揮する小澤征爾さん(AP=共同)

 【ウィーン共同】世界的名門ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団は9日、声明を発表し、死去した小澤征爾さんについて「現代における偉大な指揮者の一人」と指摘し、追悼した。ウィーン国立歌劇場も声明で「過去60年で国際的に最も重要な指揮者の一人」と評価した。

 小澤さんは2002年、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートを日本人として初めて指揮。ウィーン国立歌劇場の音楽監督を務めた。

 ウィーン・フィルは、小澤さんと「非常に多くのレパートリーを演奏した」と振り返り、02年のニューイヤーコンサートを「特別なハイライト」だと表現した。

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