攻撃の核を失ったクリスタルパレス ホジソン監督がオリーセ不在を嘆く「本当に壊滅的なこと」

写真:ハムストリングを負傷したオリーセ

クリスタルパレスのロイ・ホジソン監督が、ブライトン戦で負傷したマイケル・オリーセについて言及した。

U-21フランス代表のオリーセは、シーズン序盤戦をケガの影響で欠場していたものの、11月11日のエヴァートン戦で復帰すると、ここまでリーグ戦11試合で6ゴール3アシストの成績を残し、クリスタルパレス攻撃陣を牽引していた。

オリーセは2月3日に行われたブライトン戦で、後半から途中出場を果たすと54分にハムストリングを痛め途中交代。わずかな出場時間に終わった。その前のシェフィールド・ユナイテッド戦では、70分に途中交代し足を引きずりピッチを後にしており、ホジソン監督の采配に批判が集まっている。

ホジソン監督はオリーセのケガについて「うまくいくはずのことが、あまりにも間違いだった」と語り、以下のように続けた。イギリス『BBC』電子版が伝えている。

「(メディカルチームは)私に『オリーセは後半にプレーをしても大丈夫』と言った。そして、彼を起用できることを全員が満足していた。しかし残念ながら、私は預言者ではない」

攻撃の核を失ったホジソン監督は「彼にとってもクラブにとっても、本当に壊滅的なこと」と語り、オリーセの不在を嘆いた。

「彼がケガを抱えてたとは思わない。むしろ疲労が原因だったと思う。オリーセのような選手がベンチにいる時、『そこに座っていろ』というのは簡単ではない」

現在プレミアリーグ14位のクリスタルパレスは、FAカップも3回戦で敗退が決まっており、ホジソン監督の解任の憶測が飛び交っている。自身の進退について問われ、以下のように語った。

「(解任の憶測は)私のコントロールの範囲外で、私の日々の仕事に影響しない。これからも選手と協力する必要があり、私が辞めることはない。チームが可能な限り最高な状態で試合に臨めるように努める」

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