インバウンド対応のシニア調理人材紹介を強化 シニアジョブがRINDA HRと提携

シニア転職支援のシニアジョブ(東京都新宿区、中島康恵社長)は2月2日、飲食人材に特化した転職支援を行うRINDA HR(東京都世田谷区、林田将吾社長)とシニア調理人材の紹介強化を目的とした業務提携契約を締結した。飲食・調理の職種に特化した人材紹介サービスとの提携は初。訪日観光客増加にともなう飲食店・ホテル・旅館の調理人材需要増に対応する。

シニアジョブは2016年からシニア専門の人材紹介をスタート。2021年11月からコロナ禍から日常への回帰に伴う需要増に対応するため、調理人材の取り扱いを開始している。

同社は、2016年から50歳以上のシニアに特化した人材紹介および人材派遣「シニアジョブエージェント」(、2021年から「シニアジョブ」から名称変更)のサービス提供を開始。対応職種を順次拡大する中で、コロナ禍のため飲食店に要請のあった規制が解除に向かい、調理人材の需要が高騰したことを受けて、2021年11月からはシニア調理人材の取り扱いを正式に始めている。

RINDA HR は、2023 年に設立された新進気鋭の人材紹介会社。ハイクラスの飲食人材の人材紹介やヘッドハンティング、採用サイト構築などを提供している。()。採用に関わるさまざまな支援をワンストップで、飲食業界向けに提供している。

シニアジョブの中島康恵社長は「シニア調理人材の需要は、必ずしもレストラン、飲食店のみで発生しているわけではない。旅館・ホテルの厨房、病院・介護施設の調理場、セントラルキッチンなどの食品工場などでのニーズも拡大している。インバウンドの回復で、観光関連の人材需要はさらに拡大するだろう。子育てが終わったシニア調理人材はむしろ身軽で地方のホテル・旅館への赴任や住み込みも問題ない方が多いため、さらに活躍していただけると考えている」と話す。

© 株式会社ツーリンクス