愛知・愛西市の“新型コロナワクチン訴訟”始まる 遺族が約4500万円の損害賠償求める

2022年、愛知県愛西市で新型コロナワクチンの接種を受けた女性が死亡し、遺族が市に約4500万円の損害賠償を求めた裁判が9日、始まりました。

この裁判は2022年11月、飯岡綾乃さん(当時42)が、愛西市の集団接種会場で新型コロナワクチンを接種した直後、体調が急変して死亡し、夫の英治さんら遺族が、綾乃さんにアナフィラキシーが疑われる症状があったにもかかわらず、医師らがアドレナリンを投与しなかったとして、愛西市に対し、約4500万円の損害賠償を求めているものです。

9日、名古屋地裁で第1回の裁判が行われましたが、市側は出席せず、「請求棄却を求める」との答弁書を提出するのみとなりました。

9日の裁判を終えて、夫の英治さんは「愛西市側が来ないとは聞いていたが、市は遺族とちゃんと向き合ってきておらず、裁判になっても、またこれか…と納得がいかない」と話しました。

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