ブルージェイズがジャリエル・ロドリゲス獲得を正式発表 5年契約

日本時間2月10日、ブルージェイズは先月の時点で契約合意が報じられていたキューバ出身の右腕、ジャリエル・ロドリゲスを獲得したことを正式発表した。契約期間は5年で、総額は3200万ドル。なお、5年目は年俸600万ドルの選手オプションとなっており、ロドリゲスがそれを破棄した場合、ブルージェイズは年俸1000万ドルの球団オプションで引き留めることができる。また、野球リポーターのフランシス・ロメロ記者によると、出来高も含め、ロドリゲスは5年間で最大4000万ドルを得られる可能性があるという。

ロドリゲス獲得について、ブルージェイズのロス・アトキンスGMは「ジャリエルは多彩な球種、印象的な身体能力、そして空振りを奪うことのできる能力をチームにもたらしてくれる」とのコメントを発表。「彼は先発投手の層に厚みを加え、様々な役割でチームに貢献してくれるだろう。我々はジャリエルをチームに迎えられることを嬉しく思っており、彼がマウンドに立つ姿を見ることを楽しみにしている」と今後の活躍に期待を寄せた。

現在のブルージェイズの先発ローテーションは、ケビン・ゴーズマン、ホセ・ベリオス、クリス・バシット、菊池雄星で先発1~4番手がガッチリと固まっており、大不振に終わった昨季からの巻き返しを図るアレック・マノアが5番手に入る予定。よって、ロドリゲスは谷間の先発とロングリリーフを兼任するスイングマンとしての起用が有力視されており、実戦から1年間離れていることを考えると、調整も兼ねてマイナー待機となる可能性もある。

マノアが復調できなければ、ロドリゲスの出番も多くなることが予想されるが、今季限りで菊池がFAとなるため、ブルージェイズとしては「来季から先発でフル稼働してくれれば問題なし」といったスタンスだろう。ただし、球団ナンバーワン有望株のリッキー・ティードマンも控えており、ロドリゲスに先発ローテーションの座が確約されているわけではない。アトキンスGMのコメント通り、様々な役割をこなしながらチームに貢献していくことになりそうだ。

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