ペプシコ、第4四半期は市場予想に反し減収 値上げが需要圧迫

Ananya Mariam Rajesh

[9日 ロイター] - 食品・飲料大手ペプシコが9日に発表した第4・四半期決算は、売上高が市場予想に反して減少した。複数回にわたる値上げが飲料やポテトチップスに対する需要を圧迫しているとし、2024年のオーガニック売上高の伸びが急減速すると見込んだ。

これを受け、株価は一時4%安となった。

ペプシコによると、炭酸飲料や菓子の値上げが消費者に嫌気され、主に米国で需要が減退し始めているという。

ペプシコの第4・四半期の売上高は0.5%減の278億5000万ドルで、14四半期ぶりの減少となった。アナリスト予想は1.4%増の284億ドルだった。

24年通期のオーガニック売上高は少なくとも4%増を想定。23年は9.5%増だった。

一方、24年の1株当たりコア利益は8.15ドルを見込んだ。アナリスト予想は8.14ドルだった。

また、年間配当も7%増額した。

第4・四半期は平均価格が9%上昇したため、コア粗利益率が97ベーシスポイント(bp)拡大した。

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